ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

ブタがいた教室 

大雨の中ちくーっと試写って来ました。

“食肉になるブタ”というと、幼い頃に見たアニメ『ハクション大魔王』のエピソードの一つで、食肉センターへ送られる母ブタが子ブタに「太ったら食べられるから、太っちゃダメよ~」と投げかけたセリフが今でも忘れられません。
それが妙に生々しくて、焼きとん屋なんかでよく使われる“笑顔のキュートなブタ”のイラストを見る度どこか違和感を覚えます。

まあ、ポーク大好物だから平気で食べるけどな。

さて、今回見た『ブタがいた教室』。
ドキュメンタリーとしてテレビ放映され話題を呼んだ、小学校の新任教師による実践教育を基に映画化した作品。
食べるという前提で、小6の子どもたちがブタを飼い始める。
でも大事に育てていくうちに情が移ってしまい、そして―?
というもの。
設定だけだと、ダコタ・ファニングの『シャーロットのおくりもの』と被るが、あれは“いいブタ”というだけで主人公のブタは助かってしまう、何ともご都合主義なファンタジー。
しかし、こちらはもっとリアル。
ブタを食べるか食べないか、真剣にディスカッションする子どもたちを見ながら、自分の小学時代をぼんやりと思い出していた。
あの年齢のとき、自分はあんなに純粋で大人だったか、もはや覚えていない。
ブタを食べるか食べないかよりも、「ああ、こういう子いたよね」とか「こんな喧嘩する男子いたいた」とか、懐かしいけれど決して戻りたくはない時代が走馬灯のように駆け巡るほど、彼らの“演技していない演技”がナチュラルで凄かった。
子どもたちに渡された白紙の台本に対抗する、妻夫木の新任教師っぷりも良い。

この映画を見たあとは、マックポークも黒豚メンチカツバーガーも大事に食べようと思えるはずです、きっと。


◆ブタがいた教室
http://www.butaita.jp/

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