ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味のバンギャルブログ。

さよなら「ヴィジュアル系」~第1章「さよならX」~ 

第1章「さよならX」には、『私が「ヴィジュアル系」だった頃。』に収録されたYOSHIKIとの対談、PATAとの対談、そして2008年3月、東京ドームにて行われた復活ライヴの所感が市川氏の視点で書かれている。

これはX世代ではない私にとっても非常に興味深いものだった。
特にYOSHIKIとの対談が。

…実は今まで、YOSHIKIってイマイチ好きになれなかったけど(四十路で破壊とか創造とか言っている辺りが)、コレを読んだらちょっと歩み寄れたような。
だって、やっていたことが面白過ぎるもの。
アルバムを発端にレコード会社を作り、ド派手な広告を次々と打ち、挙げ句の果てには恥ずかしいインパクト大のコピーまで考え、海外進出計画、長期に渡るレコーディングの数々…。
ああ、バブルだ。
それに加え、絶滅しかけているヤンキー文化の縦社会。
今のV系シーンとは確実に違う勢い…熱気が文面から感じられた。
一つの文化が作り上げられていく様は、きっと誰しもがワクワクしただろう。

そして、キーマンであり、(ドタキャンを頻発する)駄目人間であり、アイデアマン・ビジネスマン(その実、真面目で努力家)というYOSHIKIのキャラって、もしかしたら私のツボなんじゃね?(例えキーマンであったとしても駄目人間じゃなかったらここまでV系史に名を刻めなかったかも)

何となく、私が中二病なキリトを同族嫌悪していた感覚と似ている(その冷め切った数年を乗り越えるとアレが愛しくてたまらなくなるんだけど)。

もし万が一私がX世代だったとしたら、YOSHIKIを追い掛けていたかもしれん。
「こいつ駄目過ぎる!」「ふざけんな!」「仕方ないな、もうっ」とか言いながら。
漫画で例えるなら『王家の紋章』、小説なら『グイン・サーガ』みたいな?(例え方が多少おかしいが)
決して終わらない物語。

これだけ待たされていてもYOSHIKIに付いていっているファンは凄い!
素晴らしい!
終わらない尾崎南と高河ゆんに愛想を尽かしコミックスを全巻売り飛ばした私とは違う!(だから何故そこで漫画)
涙がちょちょ切れるね…。

でも、当時小学生だった私のクラスにXジャンプを流行らせ、お茶の間レベルでバンドの存在を世に知らしめ、V系シーンの基盤を築き上げた功績はデカいと思うよ、ほんと。
彼らの対談によって垣間見えた古き良き時代…それを少しだけ体験してみたかった。

それにしても「Rusty Nail」のPVが秀逸過ぎる。
むしろYOSHIKIはネタの分かるイイ奴のような気がしてきた。
これって洗脳?
洗脳なの?

1999年制作のはずなのに、どことなく「北斗の拳」を彷彿させる80's臭が何ともたまらん↓





続く

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