ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

ブクオフなどからV系名盤救出作戦 その7 ~PIERROT~ 

【ブクオフなどで投げ売りされていたら是非とも救出して頂きたい過去の名盤ガイド】
~PIERROT~


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PIERROT
EMIミュージック・ジャパン 1999-07-07

by G-Tools



先日ふと、「ばんどまんはわりと自分がピ†ラーだったことをひっそりと隠しているとおもう!おまえらほんとはキ†トのことリスペクトしてたんだろ!?!?」と真夜中突然荒ぶり出してしまったので(※慢性的病気)、今回は2006年に解散したPIERROTを特集させて頂きたいと思います。

昨年リリースされた『CRUSH!2-90’s best hit cover songs-』で花少年バディーズに「蜘蛛の意図」をカバーして頂いたPIERROT。
V系バブル全盛期にキ×ガイじみた人気を誇っていたわりに、あまりバンドマンのリスペクトを聞かないバンドですが、ミネムラ氏によるブログは熱過ぎてチョット泣けてきたね…。
PIERROT好きを堂々と公言しているバンドマンは少ないので、発見次第ご報告頂けると幸いです。

かと言って現実問題自分が「好きなバンドは?」って聞かれても絶対PIERROTだなんて答えないけどな!!!!!
理解されてたまるか!!!!!

さて前置きが長くなりましたが、このメジャー1stフルアルバム『FINALE』は、ちゃっかりノストラダムスの大予言(1999年)に併せてリリースされ、一貫して終末論・輪廻転生を描いた佳作。
「MAD・SKY」などインパクトのあるシングル曲に比べ、アルバム曲の印象が非常に薄く、当時のファンの中では肩透かしを食らった方も多いかもしれません(※そもそも彼らの曲は大体サビが盛り上がらない)。
デスヴォイス多用の暴れ曲や現代のヘヴィー志向のバンドがお好きな方にはちょっと物足りないかもしれないけど、V系初心者の方にはオススメかも。
比較的ミディアムバラードが多く、キャッチーで聴きやすい。
シタールを起用した「ICAROSS」、新たに歌詞が追加された「クリア・スカイ」は一聴の価値アリ。
「MAD・SKY」のカップリング曲「MOTHER sceneⅡ」のアンサーソング「CHILD」は何かグッとくる。

個人的に『FINALE』は、昨年リリースされたAngeloの4thフルアルバム『BABEL』と、どこか近い世界観を持っていると思います。
キリトの描きたかった物語の原点を探るには丁度良いアルバムですし、ブクオフでも100円コーナーで投げ売られているので是非手に取ってみてください。


パンドラの匣
パンドラの匣
▲インディーズ期のフルアルバム。音はまだまだチープだけど、バンドの勢いを感じさせる。変拍子に加え、歪みつつも疾走感のあるギター。毒に塗れたような閉塞感。改めて聴き直すと非常に前衛的なバンドだった。特に「青い空の下…」「ドラキュラ」は今でも大好き。「SEPIA」は涙なしには聴けないね…†あまりお金を掛けていないであろう(笑)、モノトーンのジャケが滅茶苦茶好みです。

CELLULOID
CELLULOID
▲この『CELLULOID』はインディーズ期のミニアルバムにして彼らの最高傑作と名高い作品。初期のピエロは、全編を通して地下室を彷彿させる暗い雰囲気を醸し出しているのに、どこかポップでキャッチーな音作りが魅力。更に変則的なリズムパターン、ギターシンセを起用するなど、細かい音の遊びが面白い。イントロでのファンのフリが宗教的な「Adolf」は特に有名。「鬼と桜」は、日本人の情緒をくすぐる名曲中の名曲。表面的なエグさではなく、心理的な闇…人間の本質を突く部分がとても好きでした。それを象徴するのが6曲目の「HUMAN GATE」。ファンの中には、「初期は好きだけど後期はちょっと…」という方も多いはず(まあ私もだけどな!)。それはやはり、インディーズ期にバンドの確固たる世界観を築き上げてしまったせいかもしれません。

screen
screen
▲ピエロにハマるきっかけとなったインディーズラストシングル。どこまでも腫れ上がる赤い熱。セピア色のスクリーンに映し出される切ない情景。彼らの今後に過剰な期待を抱かずにはいられなかった1枚。確か、このシングルを完成させる間に解散ギリギリのところまで行ったとインタビューで読んだはず。当時のエネルギー全てを注ぎ込まれたのが1曲目「トリカゴ」だったのかな、と思います(※作曲クレジットが唯一「PIERROT」表記)。

PRIVATE ENEMY
PRIVATE ENEMY
▲メジャー2ndフルアルバム。ピエロの“陰”の部分を全面に押し出した、暗く重厚感のある世界が展開。アルバムのテーマは「地獄」。ここら辺から歌詞は社会風刺的なものが増える。冒頭とラストの関連性は圧巻です。全体的にインディーズ期の雰囲気をより突き詰めた感じ。『FINALE』でガッカリしたファンにも評判が良く、個人的にもこのアルバムツアーがピークで好きだった。「CREATURE」と「パウダースノウ」はシングルver.とはガラッと雰囲気が違うので併せてお聴きください。
-CREATURES-
-CREATURES-

HEAVEN THE CUSTOMIZED LAND SCAPE
HEAVEN THE CUSTOMIZED LAND SCAPE
▲ユニバーサルミュージックへ移籍後にリリースされたメジャー3rdフルアルバム。『PRIVATE ENEMY』が“陰”なら、こちらは“陽”。アルバムのテーマはタイトル通り「天国」。前作で地獄へ突き落とされた人間が前を向き始めた感じ。「HEAVEN」「BIRTHDAY」は名曲中の名曲。更に、リリース当時あれほど駄作だと思った「COCOON」「壊れていくこの世界で」も今聴くとスンナリ心に響きます(笑)。全体の完成度は高い。ここで1stから続く一連のストーリーはひとまず完結。「BIRTHDAY」の後に隠しトラックとして「SUPER STRING THEORY」が含まれ、それとは別にCDコンポで1曲目から巻き戻すと「PARADOX」(1万枚配布限定シングル)が収録されていたりと、ギミックも多い。

ID ATTACK
ID ATTACK
▲メジャー4thフルアルバム。リリース当時は既にPIERROTに対して冷めた視線を送っていた時期なのであまり聴き込んでいないのですが、改めて聴くとそれほど悪くないですね…(笑)。しかし、キリトの世界観・アイジの音楽性の剥離が如実に現れてきたアルバムだと思います。「Hll-幻覚の雪-」はAngelo、「PSYCHEDELIC LOVER」はLM.C、それぞれ現在のバンドの雰囲気に近い。個人的には、キリトの無理なガナリ声が増えた曲よりは、「Upper flower」「ANSWER」のようなミドルテンポの曲が好き。「ネオグロテスク」は色んな意味でインパクト大(主に歌詞が笑)。

FREEZE(初回)(DVD付)
FREEZE(初回)(DVD付)
▲実質最後のオリジナルアルバムとなった、メジャー5thフルアルバム。1曲目から大コケ!ヘヴィー志向に偏りつつある演奏に対し、シャウトなのか何なのかよく分からないガナリ声がホント駄目、全然駄目!!!!!デスヴォイスを多用したバンドが増えてきた時期のせいか、変に流行りを意識して失敗しているパターンですね…。シングル曲「Smiley Skelton」など、サビで開けるタイプのキャッチーな曲のほうが断然良い。「パラノイア」の歌詞も色んな意味でインパクト大だが、全体的に空回っている印象。孤独のバーゲンセール(笑)。しかし、DVDに収録された野郎限定ライヴ映像のためだけに購入する価値はあると思います。蜘蛛でコロダイとか熱過ぎる!!!!!フリとか満載なライヴよりも断然こっちのほうに参加したかった!ズルいわ野郎ども!てゆうかこの中にいたギャ男の一体何人が現在V系バンドマンをやっていることか!

DICTATORS CIRCUS-奇術的旋律-(初回限定盤)(DVD付)
DICTATORS CIRCUS-奇術的旋律-(初回限定盤)(DVD付)
▲インディーズ期の曲がリレコーディングによって蘇ったインディーズベスト。彼らの技術向上が手に取るように分かる反面、昔のほうが良かった曲も…。しかし「鬼と桜」「青い空の下…」はライヴでの流れが再現されていて燃える。

DICTATORS CIRCUS-A variant BUD-(初回)
DICTATORS CIRCUS-A variant BUD-(初回)
▲シングルベスト。8cmシングルをいちいち取り込む労力を回避してくれる。デビューシングル「クリアスカイ」から「薔薇色の世界」まで、その歴史順に収録されているので思い出がダダ漏れて泣ける(笑)。ピエロのシングルは歌いやすいのでカラオケにもってこいだと思うよ。全曲リマスタリング。

DICTATORS CIRCUS-A deformed BUD-
DICTATORS CIRCUS-A deformed BUD-
▲カップリングベスト。8cmシングルを以下略。「蜘蛛の意図」から「The Dream Which Wraped」まで、全てのカップリング曲を収録。ピエロのB面は隠れた名曲揃い。「PIERROTはカップリング曲が好き」と言っておけばちょっとだけ通ぶれます。私は「Purple Sky」「有害の天使」が大好きです。

ヴィジュアル・ロック・ベスト・コレクション〔deux〕
ヴィジュアル・ロック・ベスト・コレクション〔deux〕
▲アルバム未収録の「カルマ_因果応報_」、アウトロが別ver.の「SEPIA」収録。merrygoround・sex MACHINEGUNSなども収録されているので、是非とも回収して頂きたいオムニバス。

TURN OVER”EAGLE
TURN OVER”EAGLE
▲アルバム未収録の「「トウメイ」故「人間」也」収録。PENICILLIN・ROUAGE・Deshabillzなども収録されているので、回収して損はないオムニバス。

気狂いピエロ
気狂いピエロ
▲Vo.がキリトではなく、前任Vo.のヒデロウさんです。チープな作りが堪らないが、良いヘッドフォンで聴くとわりと悪くない仕上がり。魔女っ子の兄とモヒカンの弟が拝めます。キリト著『思考回路』を愛読していたマニア向け。

FILM~RISING A「MAD SKY」at NIPPON BUDOKAN~ [DVD]
FILM~RISING A「MAD SKY」at NIPPON BUDOKAN~ [DVD]
Pierrot : Dictators Circus V Vol.1 [DVD]
Pierrot : Dictators Circus V Vol.1 [DVD]
Pierrot : Dictators Circus V Vol.2 [DVD]
Pierrot : Dictators Circus V Vol.2 [DVD]
THE GENOME CONTROL [DVD]
THE GENOME CONTROL [DVD]
TOUR FINAL RARADOXICAL GENESIS 「ANNIVERSARY」 [DVD]
TOUR FINAL RARADOXICAL GENESIS 「ANNIVERSARY」 [DVD]
Dictators Circus VI [DVD]
Dictators Circus VI [DVD]
▲メジャーデビュー後初の日本武道館、西武ドーム、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナなど、PIERROTの歴史に残るライヴを収録したDVD。

Prototype I+II [DVD]
Prototype I+II [DVD]
Prototype III [DVD]
Prototype III [DVD]
▲PV集。「脳内モルヒネ」~「神経がワレル暑い夜」のPVは特に秀逸なので是非。

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