ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

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蟹めんま『バンギャルちゃんの日常』 

バンギャルちゃんの日常


そこに描かれているのはあなたかもしれない。

ブログで人気を博していた「蟹めんまのバンギャル漫画」が待望の書籍化。

コレは名著の予感。
数あるV系関連書籍の中でも、一番身近でリアルな内容だと思いました。
(かろうじてオバンギャとして生き長らえている)私がよく知っている「バンギャルそのもの」の姿が愛情たっぷりに描かれているのだ。

作者が回想するのは、おびただしい数のバンギャルを産み落とした90年代末期のV系バブル。
ラジオの録音&ビデオの録画、文通、集会、コスプレ、2000年代初頭のネット事情、出待ち入待ち、最前交渉…。
私が転がるようにヴィジュアル系へハマった高校時代(丁度PIERROTのメジャーデビュー前後)の思い出と丁度被っているので、「あったあった!」と己の黒歴史を振り返り、身悶えながら読み進めていきました(笑)。
若かりし頃の情熱や地方在住バンギャルのもどかしさ、日陰で生きる者のぼっち感は、多くのオバンギャが経験したことではないだろうか。
実在したヴィジュアル系バンドも数多く登場し、当時の熱気をコミカルに描いた作風は大変可愛らしく好感が持てます。

単行本の描きおろし漫画では、80年代からヴィジュアル系バンドのライヴを警備している株式会社テックスの社長・伊藤さんが登場。
シーンの黎明期からバンドマンたちを支えてきた伊藤さんの、ほっこりとした温かいエピソードに思わず目頭が熱くなります。

巻末のバンギャル座談会漫画には、バンギャルテキストサイト「HNSM」の管理人・柿原華子さんと、ライターの藤谷千明さん(ホントにご本人と似ている!笑)が参加。
作者の蟹めんまさんがバンギャルに出戻る様子はとても楽しそう。

また「バンギャル用語辞典」をはじめ、「バンギャル常用漢字テスト」「バンギャルちゃんファッション」「ライブのフリとノリ」「近年のビジュアル系事情」などなど、ちょっとしたコラムも盛り沢山。

個人的に、漫画の所々に登場する架空のV系バンド「閉鎖病棟楽団メトロン」がツボで仕方がない(笑)。
地元のアマチュアバンドが盛大に煽って滑ったときのいたたまれない空気感を思い出し、彼らがとても愛しく思えてくるのだ…。

現役のバンギャル&V系バンドマンはもちろん、もう上がっちゃったけど昔はヴィジュアル系が好きだった方、「ヴィジュアル系やバンギャルに興味があるけどシーン全体が謎過ぎて…†」という方は手に取ってみては?
きっと、今まで不可解だったバンギャルの存在が愛しく思えてくるはず。

※この本は下記のサイトでも紹介されています。

【漫画】V系ファン女子の熱すぎる生き様!「バンギャルちゃんの日常」(ウレぴあ総研)
ビジュアル系に魂を捧げる女子達!今、明かされる「バンギャル」文化(本が好き!Book ニュース)



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