ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

【シリーズ】deadman『701125+2』【deadmanを振り返る】 

701125+2


【収録曲】
1.25
2.god
3.blut
4.blue berry
5.kafka
6.family
7.moniz
8.sons of star fucker


2005年6月8日リリース作品。

2004年にリリースされたミニアルバム『701125』に、会場限定CD『カフカ/モーニス』を加えリミックスしたもの。
そもそも『701125』は、過去の代表曲を大胆にリメイクしたミニアルバムでした。

アルバムのタイトルにもなっている「701125」とは、1970年11月25日=三島由紀夫の命日。
「25」の歌詞も、恐らく彼の割腹自決がモチーフとなっているはず。
これは国を憂いて書かれたものだろうか。
イントロからアウトロまで背筋が凍るような暗さが堪らない。
この音源の中で最もヘビロテした思い出深い曲。

そして今回、曲名が少し変わったものは下記の通り。

「god」=「please god」
「blut」=「blood」
「blue berry」=「ブルーベジー」
「sons of star fucker」=「site of scaffold」

大幅にリメイクが施された「god」「blut」は、初期の『siteOfScafFold』に収録されていたもの。
いずれも以前のジメッとしたダークな雰囲気は薄れ、カラッとしたドライブ感が増した。

2003年の東名阪ワンマン無料配布CDに収録されていた「family」は、そこまで大きな変化はない。
個人的にはベースがブイブイ言っていた配布ver.のほうが好きだったり。

「ブルーベジー」はkein時代からの曲で、Ba.ゆきの在籍時代の音源『subliminal effect』に収録。
タイトルは完全なる造語だった「ブルーベジー」から「blue berry」に改められました。
アルバム唯一のミディアムバラードで、リアレンジするにあたってギターソロが削られています(aieが「弾きたくない」という理由から)。

「kafka」「moniz」は、コミカルかつ軽快なライヴ感溢れる曲。

「sons of star fucker」は最後の「ら〜ら〜ら〜ら〜ら〜♪」という部分を除けば、「site of scaffold」のリメイクでも何でもない激しめの新曲です(笑)。
これは“ストーリーが繋がっている一つの曲”と解釈すればもっと面白い。

リメイクされた曲はどれも新鮮で、メンバーが楽しんでアレンジした様子が伝わってくる。
彼らの音源の中ではキャッチーな部類だと思うので、終始サラッと聴けるロックンロールアルバムに仕上がっています。
しかし若干選曲がマニアックなため、初めての方にはオススメしづらい音源(名曲と太鼓判を押せるものがない)。
また、「ヴィジュアル系(名古屋系)」特有のドロドロした世界観は影を潜めてしまったので、昔ながらのファンはイマイチピンとこなかったかもしれません(私は『雨降りの向日葵』からのファンなので全く無問題でした)。

既に廃盤となったこの作品、zoisite shopでは最初にリリースされた『701125』に「カフカ/モーニス」の2曲を収録したCDを付属して販売中(笑)。
どうしてもリミックス盤が欲しい方は中古屋を根気良く探しましょう(ぶっちゃけそこまで変わりないのでzoisite shopで売っているやつで良いかな笑)。

deadmanはアレンジが複数パターンある曲が多いので、聴き比べてみるのもマニアックな楽しみ方の一つだと思います(そこら辺がemmureeと似ている)。


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▲旧『701125』の会場限定仕様。


太鼓判

deadman

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