ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

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【シリーズ】deadman『雨降りの向日葵』【deadmanを振り返る】 

雨降りの向日葵


【収録曲】
1.雨降りの悪い夢
2.faith head
3.向日葵


2003年10月リリース作品。

名古屋を拠点に活動していた彼らによる、東京進出第一弾音源。
以前のdeadmanに比べ音が軽くなったと言われる作品ですが、3曲という少ない曲数の中に揺らぐことのない世界観が凝縮されています。

この音源を手にした時期は既にヴィジュアル系への情熱が薄れていたので(当時より今のほうがよっぽど熱い笑)、「どうやらメリゴ(merry go round)の元ローディーがヴォーカルを務めているらしいぞ…」程度の知識しかありませんでした。
最初に聴いてみて意外だったのは、猟奇的な世界観を表現していたメリゴとは全く違ったこと(ちなみに私はメリゴも大好きです)。
限りなく音数を絞った楽曲たちが新鮮で心地良かった。

「雨降りの悪い夢」は、UK色の強いギターサウンドが印象的。
カラッとした曲調に乗る、癖のある低い声。
明る過ぎず暗過ぎず、ポップでキャッチーで、どこかアンニュイで、ミステリアスで。
そっと楽園への欠片を残す、優しげな曲。
「これはちょっとほかのヴィジュアル系とは毛色が違う…」と、初めてEins:Vierに出会った頃と同じような感想を抱いた覚えがあります。
最初はピンとこなくても、聴けば聴くほど深みにハマるはず。

続く「faith head」は、ゴリッとしたリフが効いたギターやドラムの音が重く伸し掛かるヘヴィーロック。
全体的な雰囲気はダークだけど、サビでテンポアップする曲展開がaieらしい。
「俺は神じゃない」と歌った内容は、人間の信仰心について書かれたもの。

爽やかな夏の花のイメージとは裏腹に、陰鬱なイントロからスタートする「向日葵」。
色気のあるノスタルジーなアルペジオが大変気に入っています。
曲のテーマは「ノアの方舟」。
許される者と許されざる者がいる矛盾。
不平等な世界。
自分は方舟に乗ることができない。
それでもやっと手に入れた切符を「楽園へ辿り着いて…どうか幸せに」と大好きな人に渡すものの、最終的には自分も方舟も海に沈んでしまう。
悲鳴とともに世界が終わる、悲劇的な結末を描いたスローバラード。

私はこの音源を聴いてdeadmanを好きになったので、「中期以降のdeadman入門編」としても最適な一枚だと思います。
℃(ディグリーズ・センティグレード)』同様、比較的入手しやすいはずなので(zoistie shopでも入手可能)、是非ご一聴あれ。


太鼓判 太鼓判

deadman

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