ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

【2013】…。【サイレンス】『DREAMER DREAMER』【名盤】 




…。【サイレンス】。
無音ではなく、静寂。
沈黙の音、無言の調べ。

Vo.&Gu.想(emmuree)、Gu.zull(ex.NOOKICKY、ex.The Candy Spooky Theater、MONAURAL CURVE)、Ba.~祈~(閉鎖病棟)の3人によるユニット的な活動から、Dr.キリ(ex.cocklobin)を迎え、本格的なバンドとして再始動。

数年振りのリリースとなるアルバム『DREAMER DREAMER』は、創作意欲に満ち、非常に想像力を掻き立てられる作品。

同期音源を使用していた3人時代は少し無機質な印象を受けたが、5人体制になりツインギター&生ドラムを取り入れたことによって、人肌が感じられる音となった。
無国籍な佇まいはそのままに、グッと表現の幅が広がったように思う。

「オレンジ色のObjet」「雨空のstardust」「沈む陽、空の穴。」は、1stミニアルバム『沈黙の音』からの再録。
「ジョハリの窓」は、活動初期、ネット上にアップしていた曲を音源化したもの。
「ロマンス」は配布音源の再録。

静けさの中にある熱。
光と闇が交錯する世界。
過去、現在、未来。
微睡、夢、幻。

いずれもバンドサウンドとしてかなり奥行きが増した。
旧譜と聴き比べる楽しみもあり。
キメッキメの分かりやすいツインギターではなく、揺蕩うように、絶妙に絡み合うのがとても心地良いです。

「music star」は、サイレンスにしては珍しいガッチガチのロックンロール。
ノリノリのミュージックスター。
ザリッとしたリフや、サビでガラッと雰囲気が変わるところが大変好み。
想さんの歌い方もクルクルと変化し、時折グラマラスな妖艶さを醸し出す。

そして、表題曲「dreamer dreamer」。
今年聴いた曲の中でも5本の指に入るほどの名曲です。
テーマは「猫の楽団」。
歌詞を読んだ瞬間…今春に亡くなった想さんの愛猫・サスケさんを思い出して涙が出ました。
この曲は、サスケさんが旅立ってしまった頃に想さんが見た夢が元になっているそう。
私も黒猫を飼っているので、その姿が重なり思わず泣けてしまった。
この物語に登場する猫たちは、とても陽気で、楽し気で。
悲しいときも淋しいときも傍に寄り添っていてくれる。
例え遠く離れていても。
凄く優しくて、温かい気持ちになれる、素敵な曲です。

個人的な感想になりますが、emmureeが昨年リリースしたフルアルバム『EMMUREE』は、大変emmureeらしく手堅い名盤でした。
そう、確かに名盤なんだけど、リピートするにはどこか重々しく、息苦しささえ感じられた。
それに比べ、この『DREAMER DREAMER』は何とも軽やかで、解放感に溢れている。
想さんは、その曲によってガラリと表情を変える稀有な歌い手。
そんな彼が、これまで以上にノビノビとした歌声を聴かせてくれる。
「想」という歌い手の新境地を切り開いたような気がしました。

流通音源ではありませんが、沢山の方に手に取って頂きたいと思える、素晴らしい名盤です。

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※下記店舗でも取り扱いが始まったようです。
 【取り扱い店舗】
 ・ZEAL LINK【渋谷店/高田馬場店/大阪店】
 ・クローゼットチャイルド【原宿店/池袋店/新宿店】
 ・ライカエジソン【東京店/名古屋店/大阪店】
 ・little HEARTS.【仙台店/新宿店】
 ・自主盤倶楽部【新宿】
 ・R.I.P【新潟】


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http://silence-3-dot-o.syncl.jp





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