ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

【2013】emmuree『antique collection』【名盤】 

antique collection
emmuree

曲名リスト
1. アンティーク
2. 白昼のパラドックス
3. I hear the clocks counting down
4. -M-
5. 四月ノ雨ト…散ル…華ニ…
6. 頽廃ロォマンス
7. 呼吸
8. 白妙唇
9. rain

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emmureeのレア・トラック集。
過去にライヴ会場限定で配布された楽曲に新たにミックスを施して収録。
これまで入手し損ねていた方には堪らない、まさにレアな作品集。
裏ベスト的な立ち位置になるかもしれません。
全国流通作品です。


1.アンティーク
2006年9月リリースのマキシシング『絶望を奏でる古時計、灰色のピアノ。』から。
アンミュレの楽曲の中でも大変な名曲。
メロディアスに歌い上げられるサビが、儚くも力強い。
「絶望も、希望も…、全て受け止める様に…」という歌詞が、アンミュレというバンドの強さを物語っていると思います。
今回の音源感想を書くにあたって普段滅多に読まない歌詞を読んでいるのだが(笑)、想さんの歌詞は嫌味がなくて好き。

2.白昼のパラドックス
2002年4月リリースのデモテープ音源を再録したもの(2008年6月配布・廃盤)。
静と動が活きた、これぞ“ザ†アンミュレサウンド”。
歪んだギターに、毒々しく捲し立てるようなヴォーカル、変則的に暗黒を刻むリズム隊。
薄暗い地下室で激しく暴れたかと思いきや、清閑な時間を描き、最後は壮大な広がりを見せる。
冒頭からラストまで、どんどん変調していく複雑な構成の曲。
それなのに一貫した流れがスムーズで全くガチャガチャしていない。
アンミュレならではのプログレ的アプローチが滅茶苦茶格好良いです。
デモテープver.では、冒頭にV系らしいボソボソとした語りが入っています。

3.I hear the clocks counting down
2009年12月の単独公演にて配布されたのち、2ndフルアルバム『灯陰』に収録。
私の中で一番好きなアンミュレのアルバムは『灯陰』なので、思い入れの強い一曲。
時の黄昏を感じる。
ミディアムで、メロディーもベースラインも凄く好みです。

4.-M-
2002年にリリースされたオムニバスCD『HYSTERIC MEDIA ZONE V.A. Ⅲ』収録。
3人時代の中でもわりと最初期の音源ですね。
歌詞がドロドロした猟奇系で、メリゴに代表される往年の名古屋系っぽい。
しかし曲自体は耽美寄りダーク。
スリリングで背徳的なギターが良いです。
のちに『an「acute」』の会場・通販限定特典として再録。

5.四月ノ雨ト…散ル…華ニ…
再録ver.は2009年4月配布・廃盤。
主に4月限定で演奏されていた、穏やかなスローバラード。
いわゆる白系的なアレですね。
冒頭にアカペラver.が追加されており、想さんの伸びの良い歌声を堪能できる。
演奏面も格段に向上し、空間の広がりを見せた。
終始、幻想的な雰囲気を醸し出している。
『an「acute」』(2004年4月リリースver.・廃盤)に収録されたものは、再録ver.より軽め。
イントロのリズムが何故かレゲエっぽくて常夏の海を思い出す(笑)。

6.頽廃ロォマンス
2004年11月配布作品。
のちに『Lover's -Dark side-』で再録されています。
サビの「ライラライ」でお馴染みの曲。
第一印象は「イントロが物凄くPIERROT」だった(笑)。
イントロ・アウトロ・間奏が初期のPIERROTっぽい(そう感じるのは私だけだろうか…)。
どこかで「盛り上がる曲を作ろう、ということで出来上がった」と書かれていた気がします。
確かにアンミュレのライヴでは盛り上がる部類の曲。
基本的には激しいのだが、アンミュレならではの白っぽさも含んでいる。
再録ver.は原曲よりも少しテンポアップし、ギターのエフェクトが派手に。

7.呼吸
2006年9月リリースのマキシシングルから。
発狂寸前のシャウト、ギターとベースがうねり絡み合い、ドラムの変拍子を活かしたハードでカオティックな曲。
「葬列と×××」に近いかと思いきや、サビで白くなる。

8.白妙唇
2002年4月リリースのデモテープ音源を再録したもの(2008年6月配布・廃盤)。
タイトルは「しろたえくちびる」と読むそうです。
「白昼の~」から自然に繋がるように収録されている。
この曲は再録で物凄く化けたと思う。
痛々しくも高らかに歌い上げられ、闇を揺蕩う魂を包み込むようなスローナンバー。
荘厳かつノスタルジックな旋律に、和太鼓を彷彿させるドラム。
まるで弔いの儀式のような雰囲気を持つ曲。
「白妙」は、「白布」「白色」「白妙菊」、そして枕詞「白妙の」という意味があり、やはりどこか日本的なものを感じます。

9.rain
2013年、6/6のDr.ゆき脱退公演にて発売されたインタビュー本&一曲入りCDから。
バンドの休止を告げるような雨音。
どこか物哀しくも力強い曲です。
emmuree is not dead.
まさにこの一言に尽きるなあと思えました。


このアルバムを紹介しようと記事を書いていたら、まさに私がハマって遠征しまくっていた時期そのものでチョット泣けてきましたね(笑)。
是非手に取って頂きたい一枚。


◆emmuree official web site
http://emmuree.jp

太鼓判

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