ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

PIERROT『DICTATORS CIRCUS FINAL -I SAID 「HELLO」-』@さいたまスーパーアリーナ 

あの日決めた 約束のあの丘で


2014.10.24


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さいたま新都心駅に降り立ったと同時に、眼前に飛び込んできたのは…突き抜けるような青い空。
(まさに『クリア・スカイ』だなあ…)と、感慨ひとしお。
『クリア・スカイ』は、高校の通学途中にコッソリ熱唱しながらチャリを漕いでいた小っ恥ずかしいエピソードを持つ、大変思い入れのある曲です(田舎なので恐らく誰にも聴かれなかったはず笑)。

PIERROTは、人生を語らせるバンドだ。

PIERROTを語る際に、つい己の半生を語ってしまうファンの多さ。
復活を機に、さまざまなバンギャル人生を垣間見ながら、自分自身の青春時代を思い返す。
そして、PIERROTを語ることは、キリトや各メンバーのバンド人生を語ることにも繋がっていて。
だからこそ、こんなにも惹かれ続けてしまう。
8年間、PIERROTの存在を封印し、ずっと心の奥にしまっていた人も沢山いるはず。
そんな人たちの心の扉を再び開いたのは、紛れも無くPIERROTだ。

8年前、突然姿を消したバンドが蘇る事実。
まるで実感が沸かないまま訪れる会場。
どこかで見たことのある景色。
懐かしい仲間たち。
綺羅びやかなステージ、広大な地平。

「ああ、これから始まるのはホントにPIERROTのライヴらしい」と、どこか客観的な視点のまま落ちる客電。
割れるほどの歓声に包まれ掻き鳴らされたのは、誰しもが予想したであろう「HELLO」。

正直、後期PIERROTを熱心に追えなかった私は「PIECES」を演奏されてもあまりピンとこなかった。
そして3曲目「PSYCHEDELIC LOVER」で、ようやく込み上げてくるピエラー心。

(ちっげーーーーーよ何でそこでサイラバなんだよ!?!?つーか普通テンション上げるなら2曲目はAdolfだろ!?!?何だよこのガックリセトリは!!!!!)

というやつです。
こんなガックリ感すら愛しく思えてくる現象。

(「鬼と桜」の後は「青い空の下…」が定番だろ!!!!!なあ!?!?)

というやつです。
ちょっと目ん玉ひん剥きながらツッコむこと数回。
…古参ぶってスミマセン、現役時代の参戦回数は然程多くないです。

そうだった。
私の愛しいピエロちゃんは、一筋縄ではいかないバンドだった!
こんなふうに文句を言いながら通っていたことすら懐かしい!

「PURPLE SKY」のイントロが毎回グチャグチャで訳が分からないところとか(笑)、潤さんのデカ過ぎるコーラスとか(笑)、もう、それだけで「PIERROTのライヴに来ている!!!!!」感が凄まじかったですね!
(ここドラム走り過ぎ…?????)
(えっ今ギター弾かなかった…?????)
みたいな瞬間すらPIERROTらしい。
何というか…ちょっとした詰めの甘さ…?

私の大好きな「REBIRTH DAY」でキリトが歌詞をモゴモゴし始めた時なんか、『完全に「PIERROTのキリト」でお迎えします』『ほとんど8年ぶりに唄う曲ばかりでしたが、不思議なもので、自然と身体に染み付いていて、当たり前のように唄えていました。』って書いていたのは一体誰ですかあああああ!!!!!って気分になりながらも、許せていることに自分の進化を感じました。
8年の月日は尊い。

お兄ちゃん、「ENEMY」のフリは絶対DVDを見て予習している。
そんな手つきだった。


(今更昔のフリとか覚えてないし再現するの恥ずかしいな…でもピエラーちゃんはあのフリを期待してるだろうし…ちょっとPIERROTのDVDでも見ようかな…ここはこう…?で、こうやるんだっけ?)って鏡の前で小首傾げながら練習していそうなお兄ちゃん可愛い!!!!!

そう、兎にも角にもステージに対する客席の反応…フリが圧倒的なんですよ。
あの一糸乱れぬ動き、マスゲーム。
PIERROTのライヴは、ファンの動きがあって初めて完成すると言っても過言ではない。

(8年振りだというのにフリが自然と身体に染み付いているなあ~~~~~)
(多分フリに関しては、キリト本人よりピエラーのほうが詳しい)
(しかしエネミーの特攻は滾ったな~プラエネツアー思い出した!お兄ちゃんの「ほっほ~い」って聴こえる部分でつい笑ってしまうやつ)

復活ライヴが完璧である必要はない。
私が好きだったのは、この、不完全なバンドのライヴ。

不完全なキリト。

ここ最近のAngeloを見ていると、黒髪+純白スーツのキリトが見慣れなくて、最初は(キリトのコスプレをしている人みたいだな~)とボンヤリしたまま「HELLO」を聴いていた。
『完全に「PIERROTのキリト」でお迎えします』って本人は書いていたけど、私はどこか、バンド結成したての村田青年の姿が透けて見えて。
「全く8年振りの気がしないな!(笑)」とMCされても、やっぱりぎこちなさがあって、それが逆に懐かしくて、新鮮だった。
私が知っている傍若無人で不敵なPIERROTのキリト…とは少し違う。
途中まで不思議な気分でモニターを眺めていた私は、「ATENA」を聴いた瞬間、Angeloのキリトを思い出しちゃって。
現在(いま)を生きるAngeloのキリトが、PIERROTでカリスマを演じている村田青年を見守っているんだなと思ったら、何故か無茶苦茶グッときて。
完全にキリター目線なんですけど。

キリトはプロだから、PIERROTの時は完全にPIERROTのキリト演じて、Angeloの時は完全にAngeloのキリトを演じようとする。
一見器用に見えて凄く不器用な人。
だからPIERROTのキリトも、Angeloのキリトも真実で。

キリトはいつだって、過去も、現在も、未来すら大事にしてくれる。
バンドを去ったメンバーの思いや、一度離れたファンの気持ちすら背負い込もうとする。

彼はPIERROTのことを大事にし過ぎて一度壊れかけたんだろうから、今回PIERROTをやるのが楽しみでもありながら凄く怖かっただろうなと思う。
その背中を押したのは、間違いなく現実(いま)だ。
MCもどうにか笑える方向に持って行っていたけど、PIERROTをやれて一番感極まっていたのはキリトなんじゃないかな。

私は、もしものために落ちないマスカラ&アイライナー、ハンカチを8枚(8年分)用意したものの、全く泣けなかった!(笑)
2日目のMCを生で聞いていたら…どうだったか定かではないけど。
涙は全部Angeloの日武で流して、ドロドロした感情は全てあそこに置いてきて。
普段の幸せそうなAngeloを見ていたから。
その延長上にあるPIERROTって、とてもいいなと思った。

お兄ちゃんがあんなにも自然体で笑っているPIERROTのライヴなんて初めて見た。
解散直前はピリピリと張り詰めた空気が漂っていたのに。
もちろん、アイジも潤もタケオもコータも、みんな満面の笑みで。

ここまで純粋な気持ちで楽しめたPIERROTのライヴなんて心底久し振りで。

(PIERROTって意外と暴れる曲ねーなー。Angeloより全然頭振れねーなー)と油断していたらゲルニカでテンションが上がり始めてマッドスカイで何かおかしくなってきてハーケンと蜘蛛で全てがどうでも良くなった!
いや~~~~~潤さんがお立ち台に立った時の「ハーケンキタ━(゚∀゚)━!」感は堪らなかったよね。
これぞPIERROT。
あそこで一気に当時の高揚感へ引き戻された(おせーよ)。
久し振りに思いっ切り縦ヘドバンしたら後遺症がキツくて翌日起きるのが辛かった…(笑)。

(潤さんは黄色い声を浴びて最高に嬉しそうだったよ!輝いていた!8年間、彼に足りなかったのは黄色い声だよ!ジャーの黄色い声を浴びる度にシュッとしてくるよ!)

そんなこんなで、しんみりすることなく初日だけで飛ぶように帰って来たから、余計にまだPIERROTが続いているような気がして。

今思うのは、もう解散・復活といった事実やさまざまな憶測・感情は抜きにして、フラットな状態で楽しくPIERROTを見てみたいですね。
できればスイトラみたいなお祭りイベントで。
単純にたのしーいピエロちゃんのライヴがいつかまた見たい。
私はすぐ見られそうな予感がするんですけど。

「浄化完了!全ての魂は救済された!」
元々PIERROTってそういうバンドじゃなくて、シーンに悪役として居座り続ける面白楽しいヒールバンドだったじゃないか!

そんな不動の地位を築いた彼らが現在も存在すること。
PIERROTとは別に、素晴らしい現行バンドがあること。
PIERROTは、私たちが青春時代へ帰ることのできる大切な実家だということ。
その全てが、愛しく思える夢のような一日でした。

リアルに8年振りの再会もあり、今度は仲間内でPIERROT上映会を開催する予定です。

精一杯のありがとうを込めて。

PIERROTへ。
PIERROTが大好きだった人たちへ。

おかえりなさい。


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【10/24-25 さいたまスーパーアリーナ公演のLIVEレポート掲載サイト】

▼「BARKS」
http://www.barks.jp/news/?id=1000109060
http://www.barks.jp/news/?id=1000109071
http://www.barks.jp/news/?id=1000109072

▼「Vif」
http://vif-music.com/?p=33730
http://vif-music.com/?p=33756

▼「natalie」
http://natalie.mu/music/news/129626
http://natalie.mu/music/news/129678

01.HELLO
02.PIECES
03.PSYCHEDELIC LOVER
04.ENEMY
05.Adolf
06.脳内モルヒネ
07.screen 1.トリカゴ
08.壊れていくこの世界で
09.REBIRTH DAY
10.PURPLE SKY
11.COCOON
12.AGITATOR
13.ネオグロテスク
14.ゲルニカ
15.MAD SKY-鋼鉄の救世主-
16.MYCLOUD
17.ATENA
18.CREATURE

un.
19.THE LAST CRY IN HADES(NOT GUILTY)
20.鬼と桜
21.HILL-幻覚の雪-
22.満月に照らされた最後の言葉
23.HAKEN KREUZ
24.蜘蛛の意図
25.SEPIA

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2014.11.28 Fri 10:57
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