ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

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【2014】the god and death stars『賑やかな食卓』【名盤】 

賑やかな食卓


the god and death stars 3rd mini album
『賑やかな食卓』

【収録曲】
1.賑やかな食卓
2.出来事と偶然の為の媒体
3.エドワード・スミス
4.風邪のライオン
5.隣人林
6.告発


Vo.&Gu.aie(the studs、deadman、highfachionparalyze、THE MADCAP LAUGHS、etc.)、Ba.kazu(ex.蜉蝣)、Dr.大嵩潤(rowthe)によるバンド、the god and death starsの3rdミニアルバム。
前作『mary bird milk』は新曲(スタジオ音源)+既存曲(ライヴ音源)を収録したスタイルだったが、今回は全てスタジオ音源。

彼らの奏でる音楽は、至極「映画」と似ている。
ドキュメンタリー風に撮ったショートフィルムを彷彿させるのだ。
物語の一コマを紡ぐ短編オムニバス。
明確な結末は描かれないが、とても余韻に残る。
エンドロール後、暫くしても席を立てないあの感覚。

呼吸が止まるほど、焦がれた音が詰まっている。

物語のオープニングを飾る表題曲「賑やかな食卓」は、これまでにない壮大な幕開け。
堂々とした力強いドラムの音に心奪われ、サビで転調した後の激しさに鳥肌が立つ。
続く「出来事と偶然の為の媒体」は、憂いを帯びたメロディーが秀逸。
水槽の色を思わせるMV(映像)も大変印象的で、静かな熱情を放っている。

2曲とも、所謂“aie節”がふんだんに盛り込まれており、ファンには堪らないフレーズで構成されている。
aieの鳴らすギターの音色に恋してしまった私は既にこの時点でお腹いっぱいで(笑)なかなか先へ進めなかったのだが、その後の楽曲群も安定のクオリティー。
国産歌謡混じりのオルタナティヴ。
アルコール片手に身を揺らしたくなるジャジーさ、軽快なポップさの中に潜んだ哀愁のブルース。
ギター、ベース、ドラム。
3ピースがピッタリとハマり、理想の三角形を作る。
無駄な贅肉を削ぎ落としたタイトな音。
淡々と奏でているようで、酷く感情を揺さぶられる。

今回は、『殆ど腐敗』のようなストレートかつ疾走感のあるロックや、『tonight is the night』のような純バラード然とした楽曲は収録されていない。
いずれもマニアックかつ一捻りしたアレンジが目立つ。
かといって、ひたすら難解なわけでもなく、つい口ずさみたくなるキャッチーさも持ち合わせている。

バンド自ら“B面バンド”と称するように、表面的に分かりやすい曲は無い。
賑やかな食卓の上にのった極上の「肴」であり「デザート」。
これが彼らの本質だと思う。

私はこの作品に触れて以来、ずっと感想を模索しつつも上手く言葉が出てこなかった。

「暗い」「明るい」
「渇いた」「湿った」
「生」「死」

…といった簡単な単語で表現すればするほど陳腐に聞こえてしまうし、彼らの魅力を伝え切れない。

まずは余計な先入観を取り払い、映画館で初めて見るムービーと同じ感覚で触れて欲しいのだ。

3rdミニアルバムにして最もディープな作品となった。



◆the god and death stars official web site
http://davidskullnorecords.com/

◆【インタビュー】the god and death stars、ミニアルバム完成「B面バンドなんだよね(笑)」
http://www.barks.jp/news/?id=1000108776

太鼓判 太鼓判

the_god_and_death_stars

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