ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

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竜涎香(アンバーグリス) 

amber gris解散の報を聞き、はや数日。

私は暫く生でライヴを見ていなかったので、身勝手な気持ちを言葉で吐き出すのはよそうと思っていたのですが、やっぱり体に悪いのでここに書き留めておきます。

アンバーの件が実はとてもショックで、自分のバンギャル人生でのトラウマをぐるぐると思い出していた。

何がトラウマかって、解散に関してファンのみんなが悲しんだり寂しがったり怒ったりしている様子がトラウマ。

PIERROTの時は、「もう先は長くないかもしれない」と思っていた矢先に解散の知らせを受けたのがトラウマで、deadmanの時は「もっと先が見たい」と思った瞬間に凍結の知らせを受けたのがトラウマ。
今まで立ち会ってきた数々のお知らせの現場もトラウマ。

幾ら歳を重ねても、バンドから離れても、感情は揺さ振られるもんだなあと。

例えば、2008年…突如Ruvieにハマって、「これは何がなんでもワンマンライヴを見なければ!」と思い立って遠征した会場で、まさかの解散告知。
ついさっきまで幸せそうに楽しんでいた子たちが泣き崩れる光景は辛かったなあ。

その時初めて見た手鞠の印象が、まるで樹木の枝のようだと。
この人から歌を奪ったら折れてしまいそうだと思った。

あと、脱退告知があったSugarのライヴ。
涙声で「ごめん」と言っていた殊の姿も思い出した。

それから少し経って、アンバーが結成されたのはとても嬉しくて、物腰柔らかくなった手鞠を見て少し安心したんだ。
殊もやりたいことをやっているようでイキイキして見えて。

初のフルアルバム『pomandar』は、ホントに…宝物のように素敵な作品で。
個人的に、乳児に聞かせても安心なヴィジュアル系ってアンバーくらい(笑)。

そんな音を生み出したamber grisは、私がハマった、最後の「若い世代のバンド」になった。



メンバーからのコメント、誠実だなあと思った。

何かを誤魔化すような言葉では無いし、真実を突き刺すような言葉でも無いし、何よりヴィジュアル系というシーンを愛している彼ららしい言葉。

コメントすらアンバーグリスの世界に染められていて、何だかしっくりきてしまった。

好きなバンドの解散コメントを読んで、悲しいとか寂しいとか悔しいとか切ないとか怒りの気持ちが一切沸かず、ただただ穏やかな気持ちになれたのはこれが初めてかもしれない。

優しいバンドだね。

そして私も歳を食った。

AROUND CHILDREN』を聴きながらメンバーのコメントを何度も読み返して穏やかな気持ちで泣いた。



アラチルツアーで仙台に来てくれた時も妊娠中で、丁度具合が悪くて見送ったんだよね…。
きっと次があると信じながら。

やっぱり寂しいなあ。
最後に見たのって数年前のサマカニで、アンバーのステージが眩しくて眩しくて、もっと広い世界へ羽ばたいて欲しいと思っていた。

このバンド、AREAに留まっていちゃ駄目だと感じたんだよな、あの時は。
それから全然ライヴを見られなくなったんだけど。

あれは確か実質ラストサマカニで「この先アンミュレも私もどうなるんだろ」って時期で、その頃の鬱期を思い出してしまう。
地方で結婚・妊娠・出産するってことは、大好きなバンドが今後どうなろうと見届けられなくなるかもしれないってことなんですよ。
大袈裟かもしれないけど、バンギャルにとっては結構重大な悩みで、鬱期だったなあ(笑)。

だからこそアンバーの眩しさが刺さったんだけど。

本音言えば「サマカニに相応しいバンド(年齢)」になるまで続けて欲しかったよねえ(当時の手鞠のMCを思い出しながら)。

ラストツアー仙台、よっぽどのことが無い限り駆け付けたいと思います。
精一杯、彼らの姿をこの目に焼き付けておこう。

一度だけ嗅いだことのある竜涎香の香りを思い出しながら。

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