ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

【2016】the god and death stars『deep snow burned away』【名盤】 

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ライヴ会場・zoisite限定販売シングル
『deep snow burned away』

【収録曲】
1.真っ赤な雪
2.群盲象を評す
3.焼失


Vo.&Gu.間瀬大(the studsdeadmanTHE MADCAP LAUGHSKEELgibkiy gibkiy gibkiy、etc.)、Ba.kazu(ex.蜉蝣、STEREO.C.K、gibkiy gibkiy gibkiy)、Dr.大嵩潤(ex.rowthe)によるバンド、the god and death stars。

※毎回この前書きを編集しながら「間瀬さんの掛け持ちバンド多過ぎるよ!」とツッコミたくなる。

メンバーの体調不良により(詳細略)暫く一時活動休止となっていたが、2016年2月に活動再開。
復活シングルとなった今回の作品、とにかく間瀬さんの歌が上手い。

思わず最大フォントで強調したくなるほど格段にレベルアップしている。
「元々ギタリストが歌ってみました」という範囲を超えて、キチンとギターボーカル然としている。
数年前に『addele apple』(超名盤)を出した時は、まだボーカルが篭っており、掠れ気味で聴き取り難い音源だったけど、いつの間にかこんなにも伸びやかな歌声を録音できるようになるなんて…。
歌詞がちゃんと聴き取れる歌謡ロック!
そこに酷く感動しました。
ボーカリストはつくれる…。

※「またまたご冗談をwww」と思った元deadmanファンのみなさんは、この最新作を何としてでも入手して「star baby」と聴き比べてみてください…†

兎にも角にも疾走感溢れるシングル。
このご時世、メジャーへ行ってもどの程度得するのか定かではないが、時代が時代だったら「このシングルでメジャーデビュー狙っちゃう!?」という感じのキャッチーさ&完成度。
ゴッド本によると、マネージャーさん曰く「キタぜ!ミリオン!」(笑)。
でもホントに、私も同じような気持ちになりました。

1曲目の「赤い雪」は特に、彼らの中でも随一のポップさ。
明るい楽曲とは裏腹に、シリアスで寂寥を帯びた世界は健在。
「やがて咳が止まらなくなり」「戒厳令」といった言葉たちが、何かの終わりを匂わせる。

2曲目の「群盲象を評す」はインストゥルメンタル。
次作『after the addle apple』に入る「elephant in the room」に繋がる予告編的なもの。
このことを全く知らずに普通のインストとして「格好良いな〜」と思っていて、数ヶ月後に『after the addle apple』を聴いた時の驚きたるや。
思わず踊り出したくなる軽快さの中にも一定の緊張感がある。

そして、鋭い“ゴッド節”が炸裂する3曲目の「焼失」。
ここまでアグレッシヴで攻撃力のある曲は久し振り。
「喜びなど要らない 悲しみが増えるから」という部分がとても好きで。
“出会いの数だけ悲しみが増える”。
この部分はどんな愛にも捉えられるなあと思うのです。
あと、歌詞に出てくる「キ28キ11」を調べると、どちらも戦時中の戦闘機(試作機)らしく、あまり沢山は飛んでいないはずなのだが、「また」という言葉が出てくることによってフィクションぽさがある。
現実と非現実の堺?

いずれも、彼らの醍醐味である「枯れた哀愁ロック」は控えめに、前へ…前へと突き進んでいくような熱量を感じました。
会場・通販限定の作品ですが、機会があれば是非手に取ってみてください。
復活後のゴッドさんは間違いない…。

※「the god and death starsはいい」と常々言っているので、以前の感想はこちらをご覧ください


太鼓判 太鼓判

the_god_and_death_stars

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