ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味のバンギャルブログ。

【2008】Sugar『SWEETEST』【名盤】 

ぶっちゃけ、私が初めてSugarを知ったのは2ちゃんの某スレなんだが、今ならそこの住人に感謝したい、心から~。





そんなわけで、遂にリリースされたSugar待望の1stフルアルバム。
既存曲が入ると知り、正直期待していませんでした(発売日を忘れていたほどだもの)。
だって、「Sleepy」とか「rotten words for dear.」とか、どう考えても再録するの早過ぎでしょ?
そんな最近のシングルを入れる位ならもっと新曲増やせよこの野郎とかブツブツ文句を言いつつ、全く試聴をしないでいたのが逆に良かったのかも。

瞼を閉じると、そこに広がるのは渇いた砂漠。
広大な土地に涌き出る一つのオアシス。

前作『grave of mind』が濁った泥水だとしたら、こちらは濾過されたミネラルウォーター。

これまで世間一般的に「名古屋系の継承者」みたいな言われ方をしていたけど、私はそれほど思っていなくて、でもたまに「あ、やっぱりヴィジュアル系」と思う部分もあって。
「結局こいつらはどっちの方向に行きたいんだろう?」と思っていたモヤモヤがこのアルバムによって晴れ、バンドの方向性が明確になったというか。

まず、アルバム冒頭の「SE ~Brand new World~」。
これ、物凄く野外で聴きたくなった。
何て青空に映えそうな音なんだろう。
長い間引きこもっていた密室から外へ出て、音のシャワーを浴びる。
ずるずると地を這っていた蟻が、飛び立った。

確かに好きだけど、若い癖に小手先だけ器用で小憎らしいと思っていた彼らが一皮剥けた感じ。
音に、風格が現れた。

畳み掛けるように展開される、しっとりかつ情熱的でドラマティックな楽曲群。
腹に響くドラム、軽快なベース、ダイナミックなギター、確実にレベルアップしている歌。
ジャジーでプログレでカオティックな演奏。
なのに叙情的ですんなりと耳に入ってくるメロディー。

してやられた!(地団駄)
してやられた!(地団駄)
してやられた!(地団駄)
してやられた!(地団駄)
してやられた!(地団駄)

そう、もはや泥臭いヴィジュアル系ではなくなったのだ、Sugarは。
ただの色モノ、奇想天外なパフォーマンスをするバンドとしか見られないのはあまりにも惜しい。

ずっとSugarは音源よりもライヴが楽しくて、見ないとその良さは伝わらないと思っていたけど、このアルバムなら充分イケる。
もう「イエロー●ャブ戦略」はお腹一杯。

純粋に音楽を楽しんでいる彼らに乗っかってみようじゃないか。

そんな気分にさせてくれる、素敵なアルバムでした。

野外…マジで野外で聴きたいな、これ。

今のところ、個人的には6曲目「JAM」(真悟ってばほんとにセンスいいわ)と10曲目「凍え揺れる炎」(あっくんカコイイお←盲目乙。あ、この曲はかなりヴィジュアル系)がお気に入り。
11曲目「月に啼き、朝を哂う花と」は感無量(しかし毎度ロキの言葉選びのセンスはヴィジュアル系乙って感じだな)。

deadmanやemmureeのときもそうだったけど、私が「こりゃあいい!」と思ったCDは本気で売れて欲しいと思ってて。
一般発売は明日、3月5日(水)。
ピンブラ本家開設3周年と同じ日ってのが何となく気に食わないが(笑)、少しでも気になった方は是非買ってください。
そしてライヴで体感してください、甘く愛しい奴らを。


太鼓判

Sugar

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