ピンブラブログ~pinkblood blog~

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味(心は現役)のバンギャルブログ。

雨宮処凛『バンギャル ア ゴーゴー』 

激烈だ。そしてあまりにも赤裸々で、えげつないバンドとバンギャルの裏側、真実。本書は、かつてヴィジュアル系バンドの追っ掛けだった雨宮処凛氏による、半自伝的な物語。私が「できればヴィジュアル系にハマりたての、キラキラした若いバンギャルちゃんには読んで欲しくない」と思ったのは、彼女たちの純粋な時間が少しでも長く続いて欲しいからだ。青春は一瞬である。その現実をまざまざと突き付けられたような、鋭利な刃物のよ...
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大槻ケンヂ『リンダリンダラバーソール』 

活字嫌いの私でもスルスルと読める軽快な文章のお陰であっと言う間に読了(そもそも活字嫌いっつーか、自分の感覚とソリが合わないとなかなか読み進められないだけなんだ!)。オーケン、文章上手いなー。もっと早く読んでおくんだった。本書は、「イカ天」前後のいわゆる“バンドブーム”期を描いた、エッセイの要素が強い自伝的小説。当時、私はまだ小学生で「ああ、“たま”とか流行ってたなあ…」程度の記憶しかないんだが(そう言...
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SHAZNA『ホームレスヴィジュアル系』 

SHAZNA結成15年目、最初で最後のぶっちゃけ本。いやー、コレは面白かった!SHAZNAファンではないが、あの頃のブームは実際目の当たりにしているわけで。ヴィジュアルバブル期、カラフルでポップなイメージでメジャーデビューを果たし、瞬く間に“イチ現象”を起こしたSHAZNA。そんなSHAZNAをミーハー的な目で見る人が溢れ、いざブームが過ぎ去ってしまえば「ヴィジュアル系を駄目にしたバンド」なんて言われたりもしたけど。本書では...
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井上貴子『ヴィジュアル系の時代―ロック・化粧・ジェンダー』 

うーん、コレは全体的にちょっと弱かったな。この本は、一体誰に、どんな読者層に向けて書かれているんだろう?V系文化やバンギャル文化に全く浸かっていない、いわゆる“一般人”に向けて書かれているのだとしたら、偏見の塊であるV系バンドが更に偏見でまみれるような。まず、論者たちがアカデミック畑の方々で年齢層が高く、思春期にヴィジュアル系を通っていないから少しばかり説得力に欠ける。そう、体験が殆ど語られていないの...
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さよなら「PIERROT」~総括~ 

あー、ようやく本の内容に入れた。本書でキリトは、BUCK-TICKやX、LUNA SEAに影響を受けて登場してきた「次世代」として登場する。市川氏との対談を通し、まさに泡沫のようだったヴィジュアルバブル期において、どうやってPIERROTの個性を演出していくか…生き残っていくかなどを試行錯誤していた様子が伺えた。ヤンキー時代の話、BUCK-TICKに影響された話、hideちゃんと一緒に飲んだ話などなど、表側からはなかなか見ることのでき...
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さよなら「PIERROT」~PIERROTと終末論:中二病患者を惹き付けたその魅力~ 

前述した2つの“事件”。これだけ見ると、何だかPIERROTは単に過激な発言、派手なパフォーマンスを行っていたバンドとしか捉えられないかもしれない。そんなV系バンドが何故、ピエラーの心を虜にしていったのか、今度は世界観の方面から考察していきたいと思う。まずPIERROTがブレイクしたヴィジュアルバブル期は、1998年前後、世紀末のまっただ中。ノストラダムスの大予言通り、1999年には人類が滅亡するんではないかと言われていた...
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さよなら「PIERROT」~元ピエラーが冷静かつ盲目的な視点で考察するPIERROT その2~ 

続いてPIERROTを語る上で外せないのが、日本各地はもちろんインターネットを通じて世界を結んで行われた実験的かつ歴史的ライヴ「THE GENOME CONTROL(通称:ゲノコン)」だ。これは客が一切入っていない謎の会場(※東京ビッグサイト)から映像を通しライヴを体感させるという、当時にしては非常に画期的なものだった。体感する方法は、全国各地の街頭ビジョンとクローズドサーキット、WOWOWでの生中継、そしてインターネットによ...
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さよなら「PIERROT」~元ピエラーが冷静かつ盲目的な視点で考察するPIERROT その1~ 

『私が「ヴィジュアル系」だった頃。』の第4章「キリトと、『PIERROT魂』を再確認してみた。」では、キリトとの対談を通し、当時物議を醸した“事件”の数々、メジャーデビュー以前の話などが語られている。その中で市川氏は、「キリトって構造的に〈ひとりX〉みたいなとこがあると思うんだよ」と表現しているんだが、言い得て妙。めっちゃ分かりやすい。PIERROTは、ヴィジュアルバブル期においてガチガチに固めたコンセプト・ワーク...
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さよなら「PIERROT」~プロローグ~ 

私が「ヴィジュアル系」だった頃。市川 哲史 竹書房 2005-07by G-Toolsというわけで、先日紹介したさよなら「ヴィジュアル系」~でカットされたキリト部分を読んでの感想です。「お兄ちゃん関連の書籍はほぼ熟読している私が何故読んでいなかったのだ?」と思いきや、コレが収録された『私が「ヴィジュアル系」だった頃。』は2005年8月発刊のものなので、絶賛冷却期間中だったわけですね。だからスルーしていたんだわ(笑)。全て...
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さよなら「ヴィジュアル系」~総括~ 

市川氏は、冒頭の「この文庫を読む前に」で下記のように記述している。~現在20歳前半のバンドたちに取材で逢うと、「Xをテレビで観て、楽器始めました」とか「実はヴィジュアル系が好きでした」とカミングアウトする奴が、やたら多くて驚きもした。勿論、現在やってる音楽は全くその初期衝動とは無縁だったりする。~略~しかしそのほとんどの連中が、「すいません、ここカットでお願いします」などと自分の過去を隠したがるので...
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